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避妊に失敗したらアフターピルで緊急避妊を!その作用とは?

2020年05月06日

避妊をする際は、どのような方法であっても100%成功するとは限りません。低用量ピルの服用であっても成功率は99.5%と100%ではなく、使用されることの多いコンドームに至っては、失敗率は大変高くなっています。避妊に失敗した、もしくは性暴力に合ったという場合、婦人科の処方によってアフターピルを用いることがあります。

アフターピルは、緊急避妊に使用される薬剤のことをさしており、ノルレボ法とヤッペ法、エラワンを使用した方法があります。この中で一番古いのはヤッペ法であり、プラノバールという中用量ピルを用いて行います。性交渉から72時間以内に2錠を服用し、さらに12時間後に服用するという、2回に分けて服用するのが特徴であり、価格は低いものの副作用は若干強く出ることがあります。

ノルレボ法は日本で初めて緊急避妊薬として認められた薬でもあり、ノルレボ錠を使用しています。ヤッペ法よりも避妊率が高く、しかも性交後72時間以内に1錠服用するだけでよく、副作用も出にくいので、最も使用されています。ですが、まだ認められてからさほど経っていないこともありヤッペ法に比べると2倍ほどの費用がかかります。
エラワンはさらに高額であり、他の2つと違う点は120時間以内に1回服用するタイプの薬であり、しかも避妊効果は高いです。WHOが行ったヤッペ法とノルレボ法の比較試験では、妊娠阻止率がヤッペ法の場合57%だったのに対し、ノルレボ法の場合は85%と差があることが確認されています。

もっとも行われることが多いノルレボ法では、レボノルゲストレルと呼ばれる錠剤を服用しますが、この薬自体は日本においても2011年に販売されたものであり、比較的新しい薬です。
レボノルゲストレルの作用によって、排卵が5日から7日程度抑えられ、この期間に入り込んだ精子がいたとしても、排卵が抑えられているので、受精することができず精子能力を失わせることができる仕組みです。
仮に受精してしまって受精卵が子宮に移動を開始したとしても、実際に子宮に到達するまでには5日ほどかかり、その間に子宮内膜の様子を変化させるので、着床がしにくくなり、妊娠する確率も少なくなります。

なお、アフターピルは女性ホルモンのバランスを薬を用いて一時的に変化をさせる薬であり、その変化によって体は勘違いをし、それ以上排卵しないように抑制する、体の本来の働きを利用しています。アフターピルは緊急的にホルモンバランスを変化させるため、低用量ピルなど他のピルにある月経困難症改善の効果はありません。

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